理由は、この前「たけしの誰でもピカソ」で特番をやっていたからです。
あの番組は時々見るといった感じですが、あれを見ていると芸術とかアートってのは何にでも当てはまるような気がしますね。
不思議な番組です。
やっぱりたけしはただ者じゃ無い。と思い、とりあえずこの映画を観ることにしました。
この映画を観た感想としては、北野作品にはなぜヤクザ・拳銃・暴力が多いのだろうということが第一ですね。
草野球から始まり、ヤクザとの抗争。無口で何を考えているかわからない主人公の突発的な行動の数々。彼の内なる暴力性を描こうとしたのでしょうか。
私は極端に理不尽なことというのが嫌いなので、正直言うとこの映画にはいい印象を持ちませんでした。が、あの時間の流れ方というのが高い評価を受けるのはわかるような気がします。
やはり何を考えているのかわからないのが北野武だと思いました。
さて私が北野作品の中でなぜこの「3-4x10月」を選んだのか。
それは、雑誌「STUDIO VOICE 1997年3月号」で紹介されていたからです。
古っ!!
STUDIO VOICEといえばマルチメディアというか、サブカルチャーを扱ってるような雑誌だと認識していますが、あんまり読んだことはありません。
この号の特集記事は、「エヴァンゲリオン 終わりと始まり」。
あの有名なアニメ、新世紀エヴァンゲリオンの特集でした。
私は当時、中学の卒業を控えていた時期で、どうしようもなく何かにハマりたい衝動にかられていました。
そこで気になっていたのが、このアニメでした。
小学生の頃はアニメも好きだったし、SDガンダムという巨大なブームの中にいた私でした。中学では、そういうものを卒業して一人「パソコン」と「BASIC言語」に熱中していました。歴史が好きになったのもこの頃です。
しかし何かもっとどっぷり漬かりたいものが足りなかった。
そしてある日、書店でこの雑誌を手に取り、こんなにブームになってるアニメがあったのかと思いました。
私は本編を見たことも無いのにその雑誌を購入し、そして繰り返し読んで不思議な感覚に陥りました。
どうやら自分の知らないところで、すごいブームが起こっていた。
どうやら主人公の少年は暗くて内向的である。
どうやら宗教っぽいことが散りばめられた作品である。
どうやら最終回がとんでもない終わり方をしたようだ。
どうやら、続編の映画が公開されるようだ。
私がこれに食いついた理由の一つが、この記事が多くの視点から分析されていたということです。
心理学、宗教・神話、生命工学、セクシャリティ、映画、サイケデリック、テクニック。
さてこの記事の中で、篠崎誠という方が「映画」の視点からエヴァを分析したものがあり、そこでこの「3-4x10月」が取り上げられていました。
これは北野武監督第2作目であり、“世界のキタノ”になる何年も前も話なのです。
この時点で、エヴァのやり方と北野武作品の表現方法を対比しており、たけしのすごさをあとから知った私は脱帽したのです。
当時の私の認識では、ビートたけしがたけし軍団を使って映画なんか撮ってるみたい・・・な感覚でしかありませんでしたから。
そんなわけでこの雑誌をきっかけに、深夜の再放送を観て、映画を観て、私は良くも悪くもエヴァンゲリオンのブームにのっかることができました。
もともとガンダムも好きだったので、この雑誌にあった「エヴァを知る前に」「SFアニメ史概論」といった記事もおもしろかったです。
それから私にとってこの雑誌はいろんなことのキッカケになったので、今でも大事にとってあるのです。
何と今年でエヴァ生誕10周年ですか。
私はパチンコとかギャンブルには興味が無いため、最近のパチンコ・パチスロとかでエヴァや北斗の拳が流行しているのには、あまり関心がありませんが。
これも時代なんでしょうね。
そして再び映画が公開するようですが、またかーって感じはします。
私は映画版エヴァの最後を観て、すっぱり卒業したクチです。
あんなにハマッたのに、あれは幻想だったのか、自分は現実に戻ったのか、今でも不思議な気持ちは残っています。
さて、せっかくなのでエヴァについてまたすこし違う視点で捕らえようと思いました。
とりあえずあんまり言及しなかったけど、北野映画についてはこの辺で。
(つづく)
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