何と言っても特集記事に惹かれました。
表紙を飾るのは、私がスターとして崇拝するポール・ニューマン。
これは買うしかないでしょ。
先日、俳優を引退した彼。そんなスターを特集した記事でした。
カッコ良すぎる彼の主演映画は、全てでは無いけれどたくさん観ています。
私が始めて観たのは、以前にも紹介した「スティング」です。
その後TVで「暴力脱獄」を観て、すっかり彼の“とりこ”になりました。(なんて斬新な邦題だ!)
それが私が大学生の頃。
それからポール・ニューマンの作品をあさるように観ましたが、大学生御用達のレンタルショップに置いてある作品には限界がありましたね。
当時私は偶然(?)にもビリヤードサークルに入っていたのですが、「ハスラー」を観たのはかなり後になってからですし。
「明日に向って撃て!」も超有名な作品で、ロバート・レッドフォード共演とジョージ・ロイ・ヒル監督ということですごく観たかったのですが、これも後になってBSの無料放送か何かのタイミングで観ることができました。
まぁすっかり時が経ってしまっていましたが、そんなこんなでこの雑誌を読み、再び彼のカッコ良さに魅了され、映画が観たくなりました。
ちょうどウチには彼の作品を録画したビデオテープがいくつかあるので、それをDVDレコーダーにダビングしたいなと、前々から機会を伺っていました。(他にブルーハーツやGO!GO!7188のライブ映像とかもね。)
で、ダビングついでに今回「明日に向って撃て!」を観ました。
冒頭からポール・ニューマン演じる、ブッチ・キャシディはイカしてます。
ブッチは強盗団の頭で、ひょうきん者の三枚目キャラ。舞台は西部。
レッドフォード演じるサンダンス・キッドが、酒場で賭けトランプをしていた相手にイチャもんを付けられる。
金を置いて出て行けと、銃をちらつかせる相手に退かないサンダンスは、「いてくれ」と言ったら出て行くと。
そこへ仲裁に入ったブッチは、「よそうぜ、俺達は今下り坂だ」
そして「形だけでいいから、「いてくれ」と言ってくれよ」と相手の男に言い寄る。
突っぱねる相手に、ブッチは「駄目だ、サンダンス」。
そこで店の仲間が、その男が早撃ちで有名なサンダンス・キッドだということに気付く。
店の仲間「まさかサンダンス・キッドだとは」
相手の男「俺の負けだ」
ブッチ「命が惜しかったら「いてくれ」と言いなよ。早く」
ついに店の仲間は「いてくれ」と言う。
ブッチは笑いながら、「悪いが用がある」
テーブルの金を帽子の中に集めるブッチと、黙って店を出て行こうとするサンダンス。
相手の男は「ヘイ、早撃ちを見せろよ」とサンダンスを挑発する。
振り向きざまにサンダンスは相手の銃を撃ち落とし、さらに数発、落ちた銃に弾を当てる芸当を見せる。
そして「やっぱり下り坂だ」と言い二人は店を出て行く。
いや、カッコ良いのは確かにレッドフォードの方だが、味があるのはポール・ニューマンだ。
「悪いが用がある」
言いたかったんかい!ってなもんだ。
ブッチはこの後、強盗団のリーダーの座を奪おうとした仲間と決闘するハメになるが、姑息な手段でその場を乗り切る。
また、サンダンスの彼女を、自転車に誘って連れ回すシーンが実にお茶目だ。
ポール・ニューマンは「ハッド」のようにクールな役を演じることもできれば、ブッチのような愛嬌のあるキャラクターを演じることもできる。
雑誌「MOVIE」でもあまり取り上げられてはいなかったが、私は「脱走大作戦」というポール・ニューマンには珍しいコメディ映画が大好きだ。
彼の魅力は何だろう。
彼の経歴や演技に関する分析は雑誌の記事に任せたいと思うが、時代と共に生き、多くの名作に出演し、長い間多くのファンに愛されて来たことが一番の魅力なのだと思う。
ところで話は脱線してしまうが、その雑誌に転載されていたPLAYBOYのインタビュー記事はあまりおもしろくなかった。
ポール・ニューマンのジョークがつまらないのか、インタビュアーがつまらないのか、どうして外国人の会話はこれほどつまらないのだろうと思ってしまった。うーん。
まぁそれは良いとして、「明日に向って撃て!」のブッチとサンダンスのコンビはかなり光っている。
もちろん作品自体が素晴らしいと思うが、オチを含めて、この作品が訴えたいことは何だろう。
悪は滅びるということなのだろうか。それとも悪人もみんな人間だということか。
人情味があって、魅力たっぷりなブッチ。無口ですぐカッとなるサンダンス。
凸凹コンビでよく口論になるが、信頼で結ばれているのだろう。
二人のやり取りは見ていておかしいが、やはり世間を騒がす悪党には違いない。
そんな無法地帯だった西部の「一つの時代」を、二人の生き様を通して描いているのだろうか。
(おわり)
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